出産内祝いのお返しの押さえておきたいマナー

出産内祝いのお返しのマナーとして、頂いた贈り物の半分から三分の一程度の相場の贈り物を選ぶ事が基本です。しかし、この限りではなく、出産内祝い自体は出産祝いを貰った人だけに贈るとは決まっていないからです。もともとはこれからお世話になる、お世話になっている人へ出産祝いを貰った貰わない関係なしに渡すものとされてきましたが、最近では頂いた方へのお礼という意味が主流になってきてはいます。出産祝いを貰っていない人で贈りたい人は相場の基準はありませんが、あまり相手に高額すぎないように贈りたいものです。

出産内祝いでのお返しのルールとして出産祝いを貰ったら出来る限り早くお礼をしたいものです。1週間から1ヶ月くらいを目途にお礼をして、家庭の事情で大幅に遅れそうな場合には一言電話などでお礼だけ済ませておくと良いでしょう。出産内祝いでのタブーとされているお返しの品と言えば、昔から目上の方には現金や商品券などは控えた方がいい他、刃物類も「縁を切る」として好まれないものです。靴下や靴、スリッパなどの履物に関しても「踏みつける」と見下した意味にとらえる人もいます。

知られない贈り物として「緑茶」も仏事で使用する事が多い為、まだまだ根強く良い意味でとらえない人も多くいます。出来れば避けておきたい商品ですが、最近ではカタログギフトの登場でカタログ内に刃物や緑茶などを載せている所も少なくありません。「相手が緑茶好きで贈った」と相手の嗜好に合わせて敢えてセレクトするという人も増え、貰った側もさほど慣習に気にしない人も増えてきてはいますが、相手の嗜好が解らない人には無難な商品を選んだ方が良いかもしれません。

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